- Date: Sat 01 06 2019
- Category: 出来事・話題
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海外「今すぐ日本に戻りたい…」6年住んだ日本からアメリカへ帰った外国人が受けた逆カルチャーショックに海外同感(海外反応)
What it’s like to experience reverse culture shock after leaving Japan
日本を離れた後で感じる逆カルチャーショック
大阪で6年暮らした後で、最近母国アメリカに戻りましたが、どんな心構えをしておけばいいのか全然見当もつきませんでした
ちょっと前に、ハリウッド近くのタイレストランで、友達と食事をしました
食事を終えるとすぐにウェーターが請求書を持ってきたとき、私はランチが30ドル以下で済んだので気をよくしてカードを差し出したのです
レシートが戻ってきたときに、空欄があったのですが、あまり気を留めずにサインだけしてして返してから、しばらくしてやっと気づきました
“あ、チップ忘れてた”って
アメリカで生まれ育って(おまけにレストランで働いた経験があるにも関わらず)、自分の頭の中からチップは抜け落ちていたのです
日本ではレストランで働く人は時給で働いているので、お会計の時にチップをもらうことを期待して、何度のテーブルの回りをうろちょろして、水を注ぎに来ることはありません
逆カルチャーショックに見舞われました
逆カルチャーショックとは、しばらく母国を離れていた人が自国に戻ったときに感じるカルチャーショックのことです
今まで当然だと思っていたことが、戻った途端にとても不思議なものに思えるのです
私にとって23年暮らしたアメリカを離れて、たった6年日本で暮らしただけで、戻ったときにこれほどの逆カルチャーショックを受けたということにびっくりしました
戻ってみると、今まで普通だと思っていた生活がとても新鮮なものに感じられます
支障なく生活する為に色々な事を学びなおす事は、楽しい経験でした
今日は私が経験した個人的な逆カルチャーショックを紹介します
日本人は礼儀正しいけれどアメリカ人はフレンドリー
アメリカに帰国した今、如何なる時でも、私は道で知らない人たちとコミュニケーションをとります
道ですれ違う人と挨拶したり、列で並んでいるときに近くの人たちと話したりして友達を作っていくのです
知らない人から髪の色を褒められたりして、一日気分よく過ごすことができます
逆に、日本人は滅多に知らない人と言葉を交わしたりしません
礼儀正しさが邪魔をして、知らない人と交流を図ったりすることは滅多にないのです
個人的に知り合いになった後では、日本人も自分の個性を相手に見せてくれたりします
アメリカでは政治的・社会的かかわりはもっと濃密
日本ではオンラインや友達と交わす話題は、アートや音楽、ショッピングと食事などです
勿論アメリカ人の友達ともそんな話題について話をしますが、今度の選挙の話題などに話が飛ぶことがほとんどです
あとは、移民や性差別、資本主義の弊害など、日本では英語教室でしか話題にならないようなことを話します
2018年、アメリカの中間選挙では記録的な投票数を記録しました
逆に日本では年々投票者数は減少しているのです
飲酒することは、みんなで集まるときにそれほど重要なことじゃない
日本では、一日の終わりに飲み会をすることは極普通のことです
ソーシャル・バリアを取り払うのに有効という面はありますが、飲み会はソーシャルや会社文化に欠かせないものなのです
土曜日の朝に英語教室で教えていたときには、二日酔いの生徒がよくいました
最初はびっくりしましたが、そのうちこれを普通のこと、と感じるようになったのです
でも、アメリカに戻ってからは、ビールは未だ一度しか飲んでいません
友達とたまに出かけても、お酒を飲むと言うことは絶対しなくちゃいけないこと、ではないのです
集まりの場でお酒を飲まなくても、“今日は運転担当なのね”くらいの感じで無理にプレッシャーをかけられることもありません
アメリカのビールの聖地であるニューオーリンズでカレッジに通っていた頃でさえ、日本にいた頃ほどビールは飲みませんでした
ビールを飲むときは、自分がビールを飲むことを選択した、と言うことで飲まないと雰囲気を壊すから飲んだわけではないのです
公共交通機関や施設は日本のほうがうんとマシ
大阪に住んでいたとき、私は街の中心まで直通でいける鉄道の駅から徒歩3分のところに住んでいました
今は、運転免許証も無く南カリフォルニアの郊外で暮らしています
自動車の道路網は発達していますが、車無しで暮らすには最適な場所とはいえません
日本では1960年代から高速鉄道網の開発が始まり、今でも大阪から東京まで新幹線を使えば3時間くらいしかかかりません
でもカリフォルニアでは、ロスアンジェリスとサンフランシスコ間の高速鉄道建設の話は遅延を重ねています
公共施設は、日本のほうがうんと整っています
公共のトイレも掃除は行き届いていて、トイレの個室の壁も高く設定されてプライバシーが守られています
道路もきちんとレーンが別れていて舗装されています
ニューオリーンズでは、市民が毎年“一番お気に入りの道路の穴”の投票をしていたほどです
日本では毎日の生活を快適にする努力がなされていますが、これがアメリカで実現することは先ずないと思います
私が日本語を話すことなんて誰も気にしてない
私が日本語を話したって、そもそも聞いてる家族や友達にはチンプンカンプンで、何の自慢にもならないの
もっと、違う技を習得しておけばよかったわ
逆カルチャーショックに対処する
逆カルチャーショックは誰にでも程度の差こそあれ起こります
私の場合は、最善のケースで、公共交通機関と温泉以外には新しい生活に何の不満もありません
でも、私の友達ファルヒーンは全く違いました
カリフォルニア出身のファルヒーンとは日本で知り合いました
彼女の知性や人柄に惹かれて私たちはとても親しくなりました
彼女は科学者で、フェミニズムや白人至上主義などに関して、自分の信じるところを発言するのに何の躊躇もしないタイプでした
なので、先月サンフランシスコで彼女と寿司を食べながらキャッチアップしたときに、彼女が折角戻ったアメリカに馴染めていないと聞いて、とてもショックを受けたのです
彼女は2018年に大阪大学で博士号を修得してからアメリカに戻りました
大学時代、彼女は日本のホストファミリーと暮らし、言葉をマスターして、日本の文化行事に参加したりしていました
彼女は現在のアメリカのヘルスケアやガンコントロールと言った政治課題に疲れ果ててしまっていたのです
日本では、彼女は人種や性別で差別を受けたこともありましたが、そちらの方がよほどマシだったと言うのです
“日本は性差別主義的で、人種差別があるけど、ヘルスケアを心配したりガンや暴力を心配したりする必要はなかったわ”と彼女は言います“日本にいたときが生涯で一番健康だったわ”
日本では彼女は一日1万歩は歩いていましたが、車社会のカリフォルニアではその半分にも達していません
それでも、自分の研究分野で成功する為には、彼女にはアメリカに戻る選択肢しかなかったのです
“日本じゃ私の研究分野では、女性特に外国人の女性になんか聞く耳を持たないのよ”
彼女のもう一つのハードルは、保守的な両親と同居する規則や束縛を学びなおさなければならなかったのです
“毎日が大変で、セラピーに通ってるのよ”と彼女は続けます
“日本から戻ってもう1年経つけど、私が苦しんでることを分かってくれる人はほんの少ししかいないの”
逆カルチャーショックには2つの形があります - 新しい環境にどれ程馴染めるかと、自ら進んで自国に戻る決心をしたか、です
私の場合は、日本語を勉強して日本人の友達も作ったけれど、アメリカ人で日本に住んでる友達を切り捨てることはしませんでした
私の帰国は、家族の緊急事態という理由もありましたが、それがなくても日本を離れる準備は出来ていました
日本は大好きでしたが、政治的なことを話せないような環境に満たされないものも感じていたのです
私からのアドバイスは、準備が出来てから帰国するように、と言うことです
そして、充分時間をかけて帰国の準備をすること、これは戻ってからの住むところや仕事も含みます
勿論、急に仕事を失ったりして帰国する場合もあるでしょうが、その場合でもきちんと準備をすることで、戻ってからの心もちが全然違います
何箇所か違う場所に住んだことで、今ではそれぞれの土地がスペシャルでユニークだ、と言えます
でも、どこに住んでいても、ふるさとはいつでも心の中に仕舞われているのです
日本に住んでる外国人は何万人に一人だけど、自分の国に戻ると、自分は何万人の中の一人、になっちゃうんだ
海外に住んでから自国に戻った人で、どうして自分が何万人もの中に埋もれちゃうのか分からない人に大勢会った事があるよ
僕も日本に6年住んでから、日本を離れたんだけど、今でも日本がすごく懐かしいよ
パートナーの異動について日本に行ったの
日本で色んなことに挑戦して、素敵な友達も沢山出来たわ
日本を離れたけど、もう一度暮らしたい、って思ってる
僕は、引っ越したって行っても、隣の町に行っただけだからなぁ、文化が全然違うところに行って暮らすなんて想像できない
自国を離れてから11年後に戻ったんだけど、1年経ってもまだ慣れないことが沢山ある
20代後半と30代を外国で暮らしたよ、この年代に外国で暮らすとその国の影響をすごく受けると思う
日本で働いてから自分の国に戻ると、働き方の違いをアジャストするのがすごく大変
日本のサービスを経験すると、世界中どこに行っても満足できない
日本に住んでたときは、家賃もリーズナブルで、社会保障のしっかりしてたし、公共交通機関も充実してて最高だった
あぁ、今すぐにでも日本に戻りたい。。。。
日本に住んでて、2011年にアメリカに戻ったんだけど、今でも日本に戻りたくて仕方がない
日本に行く外国人って、日本でスペシャルな待遇を受けたいからだと思う
日本を離れてアメリカに戻ったときの虚無感、ってそりゃすごかった
自分の国が嫌いで仕方なくて、日本に移住して20年住んでるよ
色々あったけど、今じゃ自分の国でホリデーに行くのもすごく楽しみだっ手思えるようになったんだ
日本に住んでた時は、すごく安全だって感じてた
日本に着いた途端にみんな自転車に鍵もかけずに停めてるのをみてびっくりした
私も2年だけ離れていたフランスに戻った時はひどかったわ、一日中外に出ないで家の中に籠ってたわ
日本ベースだけど、毎年2-4か月日本から離れる生活をここ何年も送ってるんだ
この記事で取り上げられてることを毎年経験してる感じかな
日本で6年暮らしてからオーストラリアに戻って半年たつけど、オーストラリアにいるほうがうんと幸せ
長く国を離れてから自分の国に戻って一番大変なのは、一度も国から出たことがない人達と話を合わせなくちゃいけないこと
2年日本で暮らしてからカナダに戻った時の最初の逆カルチャーショックは、空港のカフェのスタッフがスマホで友達としゃべってて、それが終わるまでオーダーできなかった時!
https://japantoday.com/category/features/lifestyle/what-it%E2%80%99s-like-to-experience-reverse-culture-shock-after-leaving-japan?
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