- Date: Wed 02 10 2019
- Category: 時事
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海外「表現の自由も時と場所による」「発表の機会を奪うな」愛知トリエンナーレ中止に怒りの声明をあげる芸術家たちに海外賛否(海外反応)
Artists protest hate underlying attacks on Aichi art festival
相次ぐ抗議やテロ行為を行うなどの脅しを受けて、中止に追い込まれた表現の不自由展に関しては、芸術家からの表現の自由の観点からの展示の再開を望む動きと共に、多くが脅迫の根底にある憎しみと差別に対して声を上げています
愛知トリエンナーレ2019は、その催しの一つであった『表現の不自由展』を8月1日の開催日から3日後に中止することを決定しました
これは、展示品のひとつである韓国の慰安婦を象徴する少女像に対する、電話やEメール、ファックスなどに依る膨大な批判に対処したことが理由とされています
これを受け、10名以上の芸術家が、フェスティバルへの参加のボイコットを表明し、声明などを発表しました
そのうちの一つでは、この少女像は、全ての女性への基本的人権の重要性を訴えるものだ、と述べています
更に、フェスティバルに向けたヘイトスピーチと政治的圧力は、「今日の日本社会における女性差別の根深さを反映しており、それがひいては『多様な性別』へも影響を与えている、と続けます
このようなヘイト・スピーチや脅迫行動はトリエンナーレの目指す、性の平等性とは相容れないものである、と述べるこのステートメントには、水曜日現在で500人以上の芸術家や文化人の署名がつけられています
ジャーナリストの津田大介氏をダイレクターに迎えた今年の愛知トリエンナーレは、日本の芸術祭ではまれな多数の女性芸術家の参加を実現し、その芸術祭が目指す性の平等性は達成したようです
今回参加した女性芸術家の一人、碓井ゆい氏は過去にも性の不平等に関する作品を発表していますが、今回の展示会では特別に入場者宛のメッセージを貼り出し、参加を取りやめた芸術家得の支持を表明しています
彼女は、フェスティバルに参加することで、入場者に自分の作品を楽しんでもらいながら、メッセージを受け止めてもらう、という道を選びました
「芸術作品に触れ、それに対する感想が自由に言えないと言う状況は恐怖でしかありません」、と彼女は語ります
慰安婦問題は、日韓関係の主要な課題となっています
今回の表現の不自由展の閉鎖は、徴用工問題に関して日本と韓国間の緊張がエスカレートしている、まさにそのタイミングで起こりました
今回発表された、芸術家や文化人によるステートメントでは、「日本の過去の侵略の歴史などに取り組む人々を黙らせる為に、将来今回と同様な弾圧が再び繰り返されるのではないか、ということに重大な不安を抱いています」と語られています
これらの活動を取りまとめ、展示会の再開への交渉に向けて芸術家や一般からの声を集約する為、ReFreedom Aichiというプロジェクトが始動しました
「今愛知トリエンナーレで起きていることは、まさに歴史の転換点に立っていることだと思います」、と参加芸術家の一人Meiro Koizumiは語ります
プロジェクトの活動の一環として、芸術家たちは、表現の不自由展―再びの封印された入り口を、過去の差別や抑圧の経験を表現する場として使用し始めました
展示会への訪問者へは、“過去に自由を奪われた経験がありますか?”と言ったアンケートが行われ、芸術家たちはその回答を閉鎖された扉に貼り付けています
扉に貼られた入場者の回答の中には、“妊娠した途端に、で、退職するんだよね?といわれ、私には自分の意思で仕事を続ける権利は与えられていないと感じました”
中には、“日本では批判的な意見を言う事が出来ないと感じます”という英語での回答もありました
現在までに、1000枚ほどの回答がありました
この試みは、この芸術祭に参加しているMonica Mayerの“The Clothesline”の取組みからヒントを得たものです
これは、誰でもが差別や抑圧を理解し、その経験をシェアし、それに対してNOと言えることを目指しています
多くの声を集めることで、それが機動力となり、展示の再開を実現することに繋がります
9月25日、愛知県の大村知事は、「条件が合えば展示を再開したい」、と述べました
しかし、その後文化庁はこの芸術祭に対して、事前に展示の内容が報告されていなかったことなどを理由に、7800万円の補助金を交付しない旨を発表しました
展示再開の条件の中には、展示物を写真撮影してそれをSNSで拡散しないこと、などが含まれています
このような条件に対しては、芸術家の中から、表現の自由の検閲に当たるのではないか、との懸念が表明されています
愛知県の報告書では、展示会の早期再開を目指すとは書かれていますが、大村知事は具体的な再開の日程は明言していません
もし文化庁が補助金を出さないって言うんだったら、愛知県はクラウド・ファンディングの道を探るべきだと思う
Twitterのコメントを見ると、表現の不自由展に不快感を表明した人たちは、慰安婦像をターゲットにしたんじゃないよ
女性をどうでもいい存在だって思ってる奴等が展示会を閉鎖に追い込んだんだ
芸術に対する検閲って、いつの時代もあったねぇ
芸術家って、自分の作品を発表する機会が与えられて、それを売って生活の糧に出来なきゃ生きていかれないよ、その機会を奪われるのはつらい
芸術に検閲を持ち込もうとするのは、絶対に反対!
ヘイトって言うより、無知って言うのが正しいと思う
表現の自由も時と所に依ると思う
慰安婦像を反日の象徴としか捉えられないのは、ちょっと視点が狭すぎる。。。。
文化庁の補助金を当てにしないで、展示会を再開する道は無いものかな??
芸術と宗教や政治は深く結びついているものだよ
カミカゼ特攻隊を馬鹿げてる、って言ったことに腹を立てた人が多かったんじゃない?
政府の補助金で賄われてないなら、かなり自由に色々表現してもいいと思う
芸術作品って、その作者の普段は外に出さない内面の感情が表れるものだよ
それを、正しく理解するには、展示会への訪問者も勉強することが必要
表現の自由を尊重することは大切だし、その表現の自由に対する評価が自由に下せる、って事も同じくらい重要だ
愛知トリエンナーレって、国際的に見ても重要な芸術祭だから、政府の補助金が出ないのは苦しい。。。。
例えば、自分は個人的にオペラなんて興味も無いけど、でも大事な文化だと思うから政府がそれを支援することは全然オッケー、今回の芸術祭に関しては、政府が気に入らないからって、補助金をカットするのは反対、芸術って何世紀も後に評価されるものもあるでしょ
芸術に対する評価って、見る人によって分かれるのは普通のことだけど、そもそも見る機会を与えられないって言うのは本末転倒
アートって色んな形があるよね、電車に誰かがつけたグラフィティだって、アートだよ
表現の自由って、すごくもろいものだから、大切に守ってあげないと
その時代の権力者が認めるものしか、芸術って呼ばれないのは嫌だなぁ
今回の文化庁の補助金カットの話は、検閲以外の何者でもないね
https://japantoday.com/category/politics/feature-artists-protest-hate-underlying-attacks-on-japan-art-festival?
https://www.facebook.com/JapanToday/posts/2991347080892599?__xts__
キムチに出してもらえよ