- Date: Thu 09 01 2020
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海外「日本食ならなんでも好き!」ブームが寿司からラーメンへ!アメリカ・トロントで和食文化が人気になっていく歴史に海外興味津々(海外反応)
How Japanese cuisine has blossomed in Toronto
トロントで花ひらいた和食文化
1978年にKimura Shigeo氏が寿司レストランを開店した当時、実は彼は寿司についてあまり知識があったわけではありませんでした
しかし、これはトロントの人達も同様でした
当時トロントには日本食レストランは数えるほどしかなく、Kimura氏自身も1973年にトロントにやって来たのは剣道を指導する為だったのです
彼は大学で経済学を修め造園業を始めましたが、友人から請われてパートナーとしてレストランに関わるようになったのです
ホスピタリティ業界の経験は皆無でしたが、この仕事は彼に合っていたようです
当初は焼き鳥を提供していましたが、パートナーはニューヨーク旅行から戻ってくると、かの地ではいかに寿司がブームになっているかを力説しました
レストランのオープン後、地元の新聞The GlobeとMailは日本人以外の読者に生の魚を使った料理を紹介しがてらSasayaの宣伝をしてくれました
“甘いご飯の上に、緑のワサビをのせた寿司の楽園、ガリを楽しみながら指で寿司をつまんで、醤油をちょっとつけて食べる”と言った具合です
この宣伝のおかげで、店は瞬く間に行列が出来るようになりました
「何故こんなに寿司にクレージーになっているのか、全然理解できませんでした」とKimura氏は空港近くのDelta Hotel内にある彼の店 “Ginoko” で我々に語ります
トロントの人々が寿司に熱狂的だったわけではなく、彼らは単にニューヨークで流行しているものを体験してみたかっただけに過ぎなかったのです
1980年代後半までには、寿司やはいたるところに誕生し、トロントで和食と言えば寿司、立ったのです
しかし、勿論和食は寿司だけではなく、日本では天ぷら、丼、お好み焼き、ラーメン、蕎麦、うどんなどありとあらゆる専門店があります
アメリカで2000年ごろからラーメンが爆発的なブームになったときも、トロントは沈黙したままでした
当時トロント在住の日本人があまりいなかったのも原因かもしれません
トロント市民は、豚足や鶏がらを何時間も煮込んでスープを作る、と言った意味を理解できなかったのかもしれません
2016年の国勢調査によれば、トロント在住の日本人は5715人
ソマリアやクロアチアからの移住者はその2倍を数えました
このような状況にも関わらず、2010年にバンクーバーを本拠とする居酒屋グループGuuがトロントに進出しました
これをきっかけに、この店の競合店がこぞってトロントに出店するようになったのです
2012年には、とうとうトロントにもラーメンがやってきました
その後、トロントでの和食は花ひらくのです
Gyugyuya、Omai、Onnki Donburiなどの和食店がトロント市民の味覚を開拓しました
チェーン店だけでなく、個人のレストラン ImanishiやSakai Barなども和食に特化した料理を提供していました
日本のお菓子を専門にした店も現れます
WychwoodとBrick Worksのファーマーズ・マーケットでは有機食材を使って作られた日本の和菓子を販売する女性まで現れたのです
ライターのNancy Matsumotoは現在酒に関する本を執筆中です
彼女は2001年から2005年まで、そして2016年以降2回目のトロント生活を送っています
彼女は、トロントを離れている間にいかに和食文化が花ひらいたか、その差を実感していると語ります
このトレンドはしかし、日本から直接やって来たものではなくバンクーバーからやって来たものです
Matsumoto氏によれば、カナダで始動する日本のビジネスは先ず西海岸に上陸し、そこからトロントに広がってくる、と語ります
GuuグループやKingyo居酒屋グループなどがその例です
これらのグループ企業の従業員がその後独立して開いたのが、ImanishiやRamen Ishinなどです
太平洋に面したバンクーバーは、日本の食べ物を受け入れる受け皿が出来ていました
そして、一旦バンクーバーで基盤を確立したら、そのごトロントに進出することはそれほど難しいことではありません
日本食在の流通業に関わるOzawa氏は、80年代の粗悪な和食の時代、90年代の食べ放題文化、そしてトロントに進出を図った居酒屋などを良く覚えています
「これらの初期の進出企業にも成功して欲しかったのですが、トロントにはまだその準備ができていなかったのです」とOzawa氏は語ります
2010年になって居酒屋文化が浸透した背景は経済です
Ozawa氏によれば、世界規模のリセッションで人々はそれほどお金をかけずに特別感を得られるものを求めた、という事です
これが酒人気の背景になっています
その後程なくして、日本政府は “クールジャパン” キャンペーンを始め、アニメ、ファッション、和食などの日本の文化紹介を積極的に行うようになりました
そして、和食はユネスコの無形文化財に選出されたのです
「2011年の福島原発事故以来、日本政府は和食のプロモーションに一層力を注ぐようになりました」とOzawa氏は語ります
震災が発生したとき、Ozawa氏は既にカナダに向かっている食材を積んだ船があったのですが、それがトロントに到着した際には、カナダ税関が放射能のチェックをしています
地震が発生したときには、船は既に日本を離れていたにも関わらずです
現在でも、日本からの食材はまだ監視の対象となっています
Sakai氏は、スタッフの賄ようにスムージーを作りながら、「日本食というのは日本から食材を輸入することが必至というわけではない」、と語ります
彼は、「自分は、地元の食材を日本風に調理することに挑戦しています」と言いながら、野菜がのった小さなプレートを見せてくれました
赤カブ、白い東京大根、黄色い人参、緑色のベビーズッキーニ、まるでインスタ効果を施したような鮮やかな色合いです
これらの蒸した野菜の下には、鮮やかな梅干しのソースが敷かれています
これがSakai氏が語るところの日本の田舎料理です
Sakai氏は、彼のDundasストリートのレストランで、一番難しいのはスタッフを探すことだと言います
このレストランで働くシェフのほとんどは、ここで修業をして将来は自分の店を持ちたいと考えている熱心なスタッフではなく、留学生やワーキングホリデーの若者たちで、一定期間が過ぎれば日本に戻ってしまいます
腕の良いシェフを確保するのはいつでも大変で、他国からシェフを招へいすることも簡単ではありません
Kimura氏は、海外からシェフを招へいしていますが、適任者を選ぶことは難しく、トロントで和食を修業できる環境がないことを懸念しています
スタッフ不足のために、70歳を超えた今でもKimura氏はまだ寿司を握っています
Kimura氏は、レストラン以外にも今でも剣道を指導しており、道場も3ヶ所持っていますが、将来は日本食を教える学校も開講したいという夢も持っています
Kimura氏は、カナダの日本食レストラン協会の会長も務めています
この協会は2005年に創立され、オンタリオ州の当時の法律、魚は一度冷凍されなければならない、という法律を変えることに成功しました
一度冷凍された魚で、おいしい寿司を作ることはできず、この法律が本格的な寿司をカナダに紹介する障壁となっていたのです
Sakai氏は、トロントではラーメン人気も確立されている、と語ります
しかし、トロントのラーメンは、その食のシーンの影響で、日本で食べるラーメンとは異なっています
カナダでは、ディナーを夜10時ころに楽しむ文化があり、またダイナー達も一晩に何か所も河岸を変えながら楽しんでいます
これが、和食に対するダイナーのし好にも反映されます
「日本でラーメン屋に行くと、お客さんはひたすらラーメンを食べており、おしゃべりしているような人はいませ」、とSakai氏は指摘します
ラーメン屋の回転は速く10分程度で客が入れ替わり、何回転こなせるかがもうけにつながります
しかし、ここトロントではラーメン屋を訪れるお客さんは、食事だけでなく友達と一緒の時間を楽しみ、最低でも1時間は席についています
日本のおもてなしはトロントでも成功していますが、この部分はトロントには伝わっていない、とSakai氏は感じています
お好みハウスは1970年代からずっと同じ場所にあるんだよ
お好みハウス、昨日ディナーに行ったよ、外まで人が並んでた
Tokyoキッチン行ったことあるけど、すごくおいしかった
Okonomi Houseが満員で入れないときには、Tokyoキッチン、これで僕らの晩御飯は完璧!
日本式のカレーライスホント大好きだよ
うちの近所にもすごく沢山日本食のレストランがあるの
和食屋さんって、大学通ってる頃よく行ったなぁ
和食屋さんって、常連になるとちょっと盛りがよくなったりして、それで気分よく通えるんだ
和食の店に行って、店員さんとおしゃべりするのが大好き
トロントの日本食レストランもオーナーが5-10年で変わってるところも多いよ
トロントの和食屋さんって、僕と彼女の縁を取り持ってくれた、すごく大切な場所だよ
トロントの和食を語る時にはUdon Exitを忘れないで!!
うーん、ラーメンに勝るものはないな
うどんは日本で食べるに限るよ
最近寿司とかラーメンは海外で食べても日本と遜色ないところが増えてきたね
最近トロントでも、手打ちうどんが買えるスーパーがあるんだ
昔はトロントでもすごくおいしいうどん屋さんがあったのに、去年閉店したっちゃんだ。。。。
今、Sakai Barで働いてるんだけど、オーナーのSakaiさんほど素晴らしい人はいないよ!
和食のレストランって、料理だけじゃなくてナフキンからグラスまで非の打ち所がない。。。。
最近トロントの和食レストランで働いてるスタッフでも、酒とかすごく詳しい人が出てきたよ!
寿司屋だけじゃなくて、いろんな和食を楽しめる場所が増えてきて、トロントは良い場所になったよ
まだ、日本のカレーを試してない人がいたら、絶対試してみるべき!!
日本のカレーにはまって、最近家でも作るようになったんだ
日本食なら、なんでも大好き!
https://www.theglobeandmail.com/canada/toronto/article-how-japanese-cuisine-has-blossomed-in-toronto/#comments
https://www.reddit.com/r/toronto/comments/ekl9cy/how_japanese_food_in_toronto_grew_beyond_sushi/
みんな間違えていきなや。ちゃんと調べていきや。