- Date: Sun 05 11 2017
- Category: 出来事・話題
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海外「日本のホラーは心理的にくる…」怪談に演劇…昔から語り継がれる日本の怖い話の歴史に海外興味津々(海外反応)
海外「日本のホラーは心理的にくる…」怪談に演劇…昔から語り継がれる日本の怖い話の歴史に海外興味津々(海外反応)
日本のホラーの歴史
ホラーは世界で最も人気のあるジャンル 良質のホラーは恐怖だけでなく、社会問題も教えてくれる
そんななか、ある国のホラーが話題になっている もちろん、日本だ 今日は日本のホラーの歴史についてみていこう
まずはホラーの定義について 恐怖、暴力、悪夢、幽霊など、内容を一つに絞ることはできないが、現代までに様々なホラー映画が作られている 恐怖の対象は、時代や文化によって変わっていくからだ
映画ができる以前の日本のホラーは、主にふたつ ひとつは怪談 江戸時代からある、幽霊や妖怪を中心にした民話だ 皮肉な展開や、おどろおどろしい幽霊や妖怪が人間に罰を与えるものが多い もうひとつは、日本の演劇 歌舞伎や能だ 幽霊や悪魔、モンスターが登場する演目は多い 特に歌舞伎の幽霊話は、初期の日本映画の題材として使われた 日本初の、映像がフィルムに撮影され音声はナレーションをつけるスタイルの映画は1899年の歌舞伎演目で、サムライと山の悪魔の戦いを描いていた 日本でもっとも有名な幽霊話は「東海道四谷怪談」だが、これも元は歌舞伎の演目であり、1912年から1956年の間に20回も映画化されている
1926年、日本でも狂気映画が上映される カリギュラ博士を題材にした「狂った一頁」 これをホラーと呼ぶかは議論のあるところだが、悪夢を扱った暗いテーマの映画としては日本初である
初期の日本ホラーは霊界を扱ったドラマが多かった 1953年の雨月物語が日本初のホラー映画とされている ゴシックのような気味の悪い雰囲気はのちの日本ホラーの基礎となり、幽霊は神の長い美しい女性というのが定番になった
江戸のゴシック物語として知られているのが「亡霊怪猫屋敷」 そのほか「東海道四谷怪談」「死国」など、人間界と霊界を行き来するストーリーも特徴である ホラー映画はその時代の恐怖を表している 封建時代の戦いから近代的な戦争へ、そして欧米文化の影響をうけて日本ホラーは変化していった
20世紀に入って新たに登場した恐怖が、爆弾である 1945年、アメリカが落とした2発の原爆は新たなホラーを生み出した 静岡沖にアメリカが落とした放射能物質のため、多くの船員が重い病にかかって帰還したという題材を、本田史郎監督は「ゴジラ」で描いた ゴジラは人間には止められない原子力のシンボルであり、同時に原爆で亡くなった人々への哀悼の気持ちであった ゴジラはのちに怪獣映画というジャンルに変化し、現在まで人気を保っている
核の脅威は「マタンゴ」など新たな恐怖映画を生み出したが、登場人物の姿が被爆者にあまりに似せていたために日本での公開は禁止された
その後、日本のホラー映画はピンク映画と呼ばれるジャンルの発展で新たな展開を迎える スリラーとホラー、バイオレンスを合わせたような作品は大ヒットした 1964年の「白日夢」は低予算映画ながら、大ヒットをおさめた これをきっかけに、江戸の怪談話にも性的な場面を加えてリメイクされるようになった その後より過激なものを求める風潮から、70年代の日本ホラーはセックスとバイオレンスが入り混じったものとなった
80年代になると、日本ホラーはホームビデオ市場向けに安っぽいSF感を漂わせるようになった ヌードや特撮、グロなどを盛り込んだわけだが、これは社会の共感を得られなかった 「ギニーピッグ」シリーズは、実際の殺人を撮影したものではない、と監督が法廷で証言する事態にまでなった それらの結果、80年代には日本ホラーは視聴者に敬遠された だが1989年の16ミリフィルムの白黒映画「鉄男」は体が徐々に機会に入れ替えられていく主人公を描き、現代社会にテクノロジーに人間の歯止めが利かなくなるという新しい恐怖をもたらした
日本ホラー映画の新たな黄金期は90年代 「964ピノキオ」は80年代のバイオレンス的ホラーを引き継ぎつつ、社会問題も織り込んでいる
1998年、日本のホラーで大成功を収めた映画が「リング」だ ホラーの元ともいえる霊界との交流に、江戸時代の怪談やエロティックな要素も取り込み、現代的なひねりを加えたゴーストストーリーだ この映画で日本ホラーは世界を恐怖に陥れた 2002年には同じ監督の「暗い水」が公開され、核家族がコミュニティとのつながりを失ったことの恐怖が描かれた 現代的なこの形は、日本ホラーのスタンダードとなった
「呪怨」「回路」「着信アリ」も伝統的な霊界とのつながりを描いた映画である 「自殺クラブ」や「バトルロワイヤル」など、日本の自殺率の増加や若年層の自殺を扱った映画も増えた
近年、日本ホラーは大きな人気を得ている 「クロユリ団地」「フェイタルフレーム」などは現代的な怪談と言えるだろう
日本ホラーは常に恐怖と社会批判を扱っている ただ、誰かに日本ホラーを勧められたとしても、それがラベルの貼っていないVHSかどうか、確認してから見たほうがいいよ
好きな日本ホラー映画があったら、ぜひコメントに!
ここに出てきた映画をリストアップできないかな 「これから見たい映画」でまとめたいんだ
日本ホラー映画って、見たあと何日も悪夢にうなされるんだよね
いい動画だったよ! 時代ごとにいい映画を探してるんだけど、新しい発見がいくつもあった
いままで日本ホラーってみたことなかったんだけど、これ見たら気になってしょうがない
90年代の日本ホラーが大好き でもそれ以外にも見てみたい映画がたくさん出てきたよ
「キュア」を見たいと思って探してるんだけど、ネットには上がってないね
どの映画も大好き! このあいだアメリカ版「回路」を見た 正直、アメリカ版はひどかった 日本版の重要ポイントを全く分かってない すごいゴーストが出てくるだけだ
日本ホラーは心理的な恐怖に焦点を当てているようだね サスペンスっぽいっていうか
↑日本の幽霊と欧米のゴーストを比較するのも面白いね 自分が一番好きなのは「怪談」死んだ女房が夫と一緒に寝ている場面が出てくるけど、欧米では人間と死者ははっきり区別されているよね
↑欧米では、霊的な現象は悪いものとして長く扱われてきたからね 自分の知る限りでは、東洋では霊界を見ることは悪運であり、幸運でもあるとされているようだよ 東洋のほうが、祖先を重要視しているということの表れかな
「自殺クラブ」がブルーレイで出てないのは最悪 過小評価されている作品だと思う
↑「自殺クラブ」と「呪い」は常に自分のなかのベスト
↑それちょうど今日見たばかり 引き込まれたよ なんで今まで知らなかったんだろう
↑「自殺クラブ」超大好き 2003年だったかな、友達を連れてリーズのフィルムフェスティバルで見たんだ 友達は最初の方で席を立ってしまって、そのあと2週間口きいてくれなかったけど
日本人の1/3は神を信じていないんでしょ でも悪霊やモンスターの存在は信じてるんだ 日本ホラーのクオリティが高いのは、神話や民話に裏打ちされているからだと思ってる
↑神が助けてくれないと思うからよけい怖いんじゃないか
ついこのあいだルームメイトといっしょに「回路」を見て以来、日本ホラーにはまって次々に見てる 「鉄男」「鬼婆」「怪談」「ヘビ女の呪い」「渦巻」「オーディション」「ゴズ」「呪怨」「呪い」「輪廻」「バトルロワイヤル」「自殺クラブ」「暗い水」「ロフト」「学校の怪談」 アニメでは「梅津カズオの呪い」もいいよ
↑自分は「呪い」が一番好き 「呪怨2」もいい アニメなら、「ひぐらしのなく頃に」なんかもいいね
学校の映画の授業で「怪談」をやった 日本ホラーには日本文化がたくさん詰まっていて、それを読み解くのはすごく面白かったよ いろんな映画をじっくり見てみたいね
なんでラベルのついてない日本映画は見ちゃいけないの?
↑まあ、やってみな
https://www.youtube.com/watch?v=GZFS0TaqxAA
https://www.reddit.com/r/movies/comments/78gjsm/a_short_history_of_japanese_horror/
日本のホラーの歴史
ホラーは世界で最も人気のあるジャンル 良質のホラーは恐怖だけでなく、社会問題も教えてくれる
そんななか、ある国のホラーが話題になっている もちろん、日本だ 今日は日本のホラーの歴史についてみていこう
まずはホラーの定義について 恐怖、暴力、悪夢、幽霊など、内容を一つに絞ることはできないが、現代までに様々なホラー映画が作られている 恐怖の対象は、時代や文化によって変わっていくからだ
映画ができる以前の日本のホラーは、主にふたつ ひとつは怪談 江戸時代からある、幽霊や妖怪を中心にした民話だ 皮肉な展開や、おどろおどろしい幽霊や妖怪が人間に罰を与えるものが多い もうひとつは、日本の演劇 歌舞伎や能だ 幽霊や悪魔、モンスターが登場する演目は多い 特に歌舞伎の幽霊話は、初期の日本映画の題材として使われた 日本初の、映像がフィルムに撮影され音声はナレーションをつけるスタイルの映画は1899年の歌舞伎演目で、サムライと山の悪魔の戦いを描いていた 日本でもっとも有名な幽霊話は「東海道四谷怪談」だが、これも元は歌舞伎の演目であり、1912年から1956年の間に20回も映画化されている
1926年、日本でも狂気映画が上映される カリギュラ博士を題材にした「狂った一頁」 これをホラーと呼ぶかは議論のあるところだが、悪夢を扱った暗いテーマの映画としては日本初である
初期の日本ホラーは霊界を扱ったドラマが多かった 1953年の雨月物語が日本初のホラー映画とされている ゴシックのような気味の悪い雰囲気はのちの日本ホラーの基礎となり、幽霊は神の長い美しい女性というのが定番になった
江戸のゴシック物語として知られているのが「亡霊怪猫屋敷」 そのほか「東海道四谷怪談」「死国」など、人間界と霊界を行き来するストーリーも特徴である ホラー映画はその時代の恐怖を表している 封建時代の戦いから近代的な戦争へ、そして欧米文化の影響をうけて日本ホラーは変化していった
20世紀に入って新たに登場した恐怖が、爆弾である 1945年、アメリカが落とした2発の原爆は新たなホラーを生み出した 静岡沖にアメリカが落とした放射能物質のため、多くの船員が重い病にかかって帰還したという題材を、本田史郎監督は「ゴジラ」で描いた ゴジラは人間には止められない原子力のシンボルであり、同時に原爆で亡くなった人々への哀悼の気持ちであった ゴジラはのちに怪獣映画というジャンルに変化し、現在まで人気を保っている
核の脅威は「マタンゴ」など新たな恐怖映画を生み出したが、登場人物の姿が被爆者にあまりに似せていたために日本での公開は禁止された
その後、日本のホラー映画はピンク映画と呼ばれるジャンルの発展で新たな展開を迎える スリラーとホラー、バイオレンスを合わせたような作品は大ヒットした 1964年の「白日夢」は低予算映画ながら、大ヒットをおさめた これをきっかけに、江戸の怪談話にも性的な場面を加えてリメイクされるようになった その後より過激なものを求める風潮から、70年代の日本ホラーはセックスとバイオレンスが入り混じったものとなった
80年代になると、日本ホラーはホームビデオ市場向けに安っぽいSF感を漂わせるようになった ヌードや特撮、グロなどを盛り込んだわけだが、これは社会の共感を得られなかった 「ギニーピッグ」シリーズは、実際の殺人を撮影したものではない、と監督が法廷で証言する事態にまでなった それらの結果、80年代には日本ホラーは視聴者に敬遠された だが1989年の16ミリフィルムの白黒映画「鉄男」は体が徐々に機会に入れ替えられていく主人公を描き、現代社会にテクノロジーに人間の歯止めが利かなくなるという新しい恐怖をもたらした
日本ホラー映画の新たな黄金期は90年代 「964ピノキオ」は80年代のバイオレンス的ホラーを引き継ぎつつ、社会問題も織り込んでいる
1998年、日本のホラーで大成功を収めた映画が「リング」だ ホラーの元ともいえる霊界との交流に、江戸時代の怪談やエロティックな要素も取り込み、現代的なひねりを加えたゴーストストーリーだ この映画で日本ホラーは世界を恐怖に陥れた 2002年には同じ監督の「暗い水」が公開され、核家族がコミュニティとのつながりを失ったことの恐怖が描かれた 現代的なこの形は、日本ホラーのスタンダードとなった
「呪怨」「回路」「着信アリ」も伝統的な霊界とのつながりを描いた映画である 「自殺クラブ」や「バトルロワイヤル」など、日本の自殺率の増加や若年層の自殺を扱った映画も増えた
近年、日本ホラーは大きな人気を得ている 「クロユリ団地」「フェイタルフレーム」などは現代的な怪談と言えるだろう
日本ホラーは常に恐怖と社会批判を扱っている ただ、誰かに日本ホラーを勧められたとしても、それがラベルの貼っていないVHSかどうか、確認してから見たほうがいいよ
好きな日本ホラー映画があったら、ぜひコメントに!
ここに出てきた映画をリストアップできないかな 「これから見たい映画」でまとめたいんだ
日本ホラー映画って、見たあと何日も悪夢にうなされるんだよね
いい動画だったよ! 時代ごとにいい映画を探してるんだけど、新しい発見がいくつもあった
いままで日本ホラーってみたことなかったんだけど、これ見たら気になってしょうがない
90年代の日本ホラーが大好き でもそれ以外にも見てみたい映画がたくさん出てきたよ
「キュア」を見たいと思って探してるんだけど、ネットには上がってないね
どの映画も大好き! このあいだアメリカ版「回路」を見た 正直、アメリカ版はひどかった 日本版の重要ポイントを全く分かってない すごいゴーストが出てくるだけだ
日本ホラーは心理的な恐怖に焦点を当てているようだね サスペンスっぽいっていうか
↑日本の幽霊と欧米のゴーストを比較するのも面白いね 自分が一番好きなのは「怪談」死んだ女房が夫と一緒に寝ている場面が出てくるけど、欧米では人間と死者ははっきり区別されているよね
↑欧米では、霊的な現象は悪いものとして長く扱われてきたからね 自分の知る限りでは、東洋では霊界を見ることは悪運であり、幸運でもあるとされているようだよ 東洋のほうが、祖先を重要視しているということの表れかな
「自殺クラブ」がブルーレイで出てないのは最悪 過小評価されている作品だと思う
↑「自殺クラブ」と「呪い」は常に自分のなかのベスト
↑それちょうど今日見たばかり 引き込まれたよ なんで今まで知らなかったんだろう
↑「自殺クラブ」超大好き 2003年だったかな、友達を連れてリーズのフィルムフェスティバルで見たんだ 友達は最初の方で席を立ってしまって、そのあと2週間口きいてくれなかったけど
日本人の1/3は神を信じていないんでしょ でも悪霊やモンスターの存在は信じてるんだ 日本ホラーのクオリティが高いのは、神話や民話に裏打ちされているからだと思ってる
↑神が助けてくれないと思うからよけい怖いんじゃないか
ついこのあいだルームメイトといっしょに「回路」を見て以来、日本ホラーにはまって次々に見てる 「鉄男」「鬼婆」「怪談」「ヘビ女の呪い」「渦巻」「オーディション」「ゴズ」「呪怨」「呪い」「輪廻」「バトルロワイヤル」「自殺クラブ」「暗い水」「ロフト」「学校の怪談」 アニメでは「梅津カズオの呪い」もいいよ
↑自分は「呪い」が一番好き 「呪怨2」もいい アニメなら、「ひぐらしのなく頃に」なんかもいいね
学校の映画の授業で「怪談」をやった 日本ホラーには日本文化がたくさん詰まっていて、それを読み解くのはすごく面白かったよ いろんな映画をじっくり見てみたいね
なんでラベルのついてない日本映画は見ちゃいけないの?
↑まあ、やってみな
https://www.youtube.com/watch?v=GZFS0TaqxAA
https://www.reddit.com/r/movies/comments/78gjsm/a_short_history_of_japanese_horror/